私自身の経験をお話しさせていただきます。
私は2015年終わり頃から読書会というものに関心を持ち、参加するようになりました。
学生時代は読書をしようという意思は持ちながらも、ほかの勉強や交友等に時間を使い、なかなか読書をしておりませんでした。
社会人になってから「読書をしていきたい!」と思いながらも、なかなか重い腰が上がらない状況でした。
そういった過去を振り返ると、読書へのモチベーションが上がらなかったのは、共に奨励し合う仲間がいなかったからなのかと思います。
そんな読書に対して行動が伴わない意欲だけが先行していた時に読書会というものを知りました。
「え?読書会?なにそれ?」
「他の参加者は意識が高く読書習慣が定着していない自分ではついていけないのでは…」
などなど、読書会に対して少しの不安を持ちながらも私は参加してみることにしました。
すると、思っていたよりも参加しやすいオープンな環境でした。
実際、他の参加者でも私と同様に「本を読む習慣をつけたいと思い参加しました!」という参加者がいたことに驚きました。
読書家参加後に私が抱いた感想は大きく分けて次の二つでした。
「読書って一人ですのではなく複数人でしたら楽しいものなんだ!」
「今まで読むジャンルを限定していたけど、他にも面白い本っていっぱいあるんだな!」
その読書会に参加したことを機に私は月に数回読書会に参加するようになりました。
これは私にとって一つの決断とも言えました。
なぜなら読書を習慣化させるために読書会に定期的に参加することは、私の今までの時間の使い方を大きく見直す必要があったからです。
しかしこの決断によって私の生活が好転していきました。
それまでは仕事をするか友人との交友、あるいは家でダラダラ過ごすといった何もメリハリのない生活でしたが、読書習慣が定着していくにつれ生活にメリハリがつき、日々が充実して行く実感がありました。
また、参加できる限りほぼ毎週末読書会に参加することで、1日のスタートが気分良く迎えることができるようになりました。
読書会に参加しだして約1年が過ぎた2017年末頃、私の中でこんな思いが生まれてきました。
「今までは読書会の”参加者”であったが、今度は読書会の”主催者”として参加していきたい。」
参加者と主催者では実際の読書会内での考え方や視点が異なるので、自身のさらなる成長にも繋がると思いました。
こういった経緯があり、今回私は読書会の主催をさせていただくこととなりました。