読書会風景

7/14 読書会風景

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参加者数

全体参加者:7名(男性:5名、女性:2名、初参加:0名、リピーター:7名、卓分け:1卓)

参加者の感想/参考になった話

・今日は少人数だったので全員で活発に議論ができました(24歳、男性)

・失敗の話や子供の教育の話など、普段しないような深い話ができました(27歳、男性)

・今日も新しい本を知ることができて良かったです。(33歳、男性)

紹介された本

劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか
著者:山口 周

出版社:光文社
初版:2018/9/13

失敗図鑑 すごい人ほどダメだった!
著者:大野 正人

出版社:文響社
初版:2018/4/27

ヤバい経済学
著者:スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー

出版社:東洋経済新報社
初版:2007/4/27

ふたりのロッテ
著者:エーリヒ ケストナー

出版社:岩波書店
初版:2006/6/16

自公政権とは何か
著者:中北 浩爾

出版社:筑摩書房
初版:2019/5/7

人生は攻略できる
著者:橘 玲

出版社:ポプラ社
初版:2019/3/7

盛り上がった話

「あなたの周りに”オッサン”はいますか?」
今日の読書会の話題一発目はこんなテーマでした。笑

紹介された《劣化するオッサン社会の処方箋 なぜ一流は三流に牛耳られるのか》の中で、社会や組織で問題を起こす傾向にある”オッサン”といった種族(笑)が次のように定義されています。

(1)古い価値観に凝り固まり、新しい価値観を拒否する
(2)過去の成功体験に執着し、既得権益を手放さない
(3)階層序列の意識が強く、目上の者に媚び、目下の者を軽く見る
(4)よそ者や異質なものに不寛容で、排他的

ここで定義している”オッサン”は年代性別問いません。
上記のような行動をとったり、こういった思考をする人全般を”オッサン”と定義づけしているため、女性でもあるいは一般的におっさんと言われる世代でなくても”オッサン”になりうるのです。

そう、カタカナ言葉による”オッサン”といった人たちです。笑

本来社会経験とともに成熟したはずの”オッサン”が社会的に問題を起こしていることが、よくニュースで取り上げられたりするのではないでしょうか?
あるいはあなたの社内にこういった人がいたりするかもしれませんね…。

このような”オッサン”の特徴を一言にまとめると、『好奇心や謙虚さ、学ぶ姿勢を失った人たち』ということができます。

では自分がそうならないためにはどうするべきか?
それはシンプルに『学び続ける』しかないのです。

本の中でも、「20代の頃どんな時代を過ごしたかによって、その後の人格形成は大きく変わる」と指摘されています。

この読書会の参加者層より一つ上の世代の人たち、いわゆる「いい学校を卒業して大企業に就職すれば一生豊かで幸福に暮らせる」といった価値観で育ってきた方々は、その組織に順応していくことで逆に学ぶことをしなくなる傾向にあり、その結果”オッサン”が生まれてきたのでしょう。

もしもあなたがこういった”オッサン”と対峙しないといけなくなった時、本の中で次の2つの手段を提案しています。

①オピニオン=おかしいと思うことにおかしいと意見すること
②エグジット=権力者の影響下から離脱すること

とはいえ、時と場合によってこれらの手段をとることが、自身のキャリアに影響を与えるのではないかと不安になる方もいらっしゃると思います。

しかし、だからといって”オッサン”を野放しにしていることは、その不祥事に加担していることと同じであると、本の中では指摘されています。

今の時代、一つの組織で一生を捧げることは極めて稀だと思います。
だからこそ、自身にとって妨げになる存在であるならば勇気を持って対峙する必要があるのだと、本の紹介を聞いてとても考えさせられました。

 

以上、また次回の読書会風景もお楽しみにしてください!!

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